高卒認定試験が終わると約1ヶ月ほどで結果通知が届きます。
合否はもちろんのこと、どれくらい点数を取れたのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、高卒認定試験では点数の開示は行っていません。
その代わりに評点を知ることはできるんです。
今回は長男・あさりの評点を知るために申請した、証明書の申請方法等をご紹介していきます。
目次
高卒認定試験の評点とは?
高卒認定試験では各受験科目の結果を評点A、B、Cで知ることができます。
評 点 | |
A | 80~100点 |
B | 60~79点 |
C | 合格点~59点 |
合格点は公表されていませんが、40点程度とされています。
結果通知で送られてくるもの
試験の結果通知は文部科学省より特定記録郵便で郵便受けに投函されます。
試験の結果により送付されるものが異なります。
- 全科目合格者には「合格証書」
- 一部科目合格者には「科目合格通知」
- 合格科目のない者には「受験結果通知」
気になる評点ですが、結果通知の中には入っていません!
あれ?評点は?どうしたら分かるの?
初めは結果通知の中に入っているものと思い込んでいたので、何度も封筒の中を確認してしまいました。
よくよく手元の受験案内を見ると、評点は「合格成績証明書」に記載されていて、申請が必要であることがわかりました。
合格成績証明書とは?
「合格成績証明書」は高卒認定試験または大検の全科目合格者に発行できるもので、下記の内容が記載されています。
しかし例外があり、18歳未満は「合格成績証明書」を取得することができません!
18になるまで評点は見れないの?
18歳未満は「科目合格成績証明書」を取得する
あさりは合格当時16歳だったので、あと1年半は評点を見ることはできないのだと思っていました。
でも実際は、18歳未満でも評点を知ることができます。
18歳未満は「科目合格成績証明書」を取得することで評価を知ることができるのです。
ちゃんと見てなかった~。
合格通知が届いてから8ヶ月後、ようやく気が付いて「科目合格成績証明書」を申請したのでした。
「合格成績証明書」・「科目合格成績証明書」は厳封されている
「合格成績証明書」・「科目合格成績証明書」は厳封で発行されます。
大学等の受験や就職、高校で単位認定を行うために使用する場合等は、厳封のまま提出しなければなりません。
評点を確認するために開封したものは、受験や就職、高校での単位認定のための使用はできず、厳封の証明書が必要になります。
「合格成績証明書」・「科目合格成績証明書」の申請方法
各証明書の必要書類をそろえて下記に郵送します。
合格成績証明書の申請方法
合格証明書交付願
受験案内にある「A 合格証明書交付願」を使用して申請します。
「合格証明書」も「合格成績証明書」も申請書は同じものを使用します。
<証明書の種類>の欄で①合格証明書、②合格成績証明書、必要なものを選択してください。
文部科学省ホームページの高等学校卒業程度認定試験内にあるA 合格証明書交付願からダウンロードすることもできます。(クリックで飛びます)
収入印紙(手数料)
証明書1通につき、250円の収入印紙が必要です。
合格証明書交付願の貼付欄に貼り付けます。
証明書が複数必要で、貼り付ける収入印紙が多い場合には余白に貼り付けます。
返信用封筒・返信切手
角形2号の封筒(24cm×33cm)に、自分の住所、氏名(様を付けて)を記入します。
返信用封筒に貼り付ける切手の金額は、証明書の合計通数により変わります。
証明書の必要通数 | 通 常 | 速 達 |
1通~2通 | 120円 | 380円 |
3通~7通 | 140円 | 400円 |
8通~12通 | 210円 | 470円 |
13通~20通 | 250円 | 510円 |
速達を希望する場合は、封筒上部に「速達」と朱書きで記入します。
変更の経緯のわかる公的書類(戸籍抄本等) 該当者のみ
- 結婚等で「本籍の都道府県」または「氏名」に変更があった方
- 外国籍の方で「国籍」または「氏名」に変更があった方
申請前6ヶ月以内に交付されたもの。(コピー不可)
科目合格成績証明書の申請方法
B 科目合格証明書交付願
受験案内にある「B 科目合格証明書交付願」を使用して申請します。
「科目合格証明書」も「科目合格成績証明書」も申請書は同じものを使用します。
<証明書の種類>の欄で①科目合格証明書、②科目合格成績証明書、必要なものを選択してください。
文部科学省ホームページの高等学校卒業程度認定試験内にあるB 科目合格証明書交付願からダウンロードすることもできます。(クリックで飛びます)
各自必要項目に記入します。
わが家では大学や高校に提出するわけではなく、あさりの評点を確認するための申請なので、「科目合格成績証明書」を1通のみ申請しました。
証明書の必要理由はその他にチェックを入れ、カッコ内は記入しませんでしたが問題なく届きました。
収入印紙(手数料)
証明書1通につき、250円の収入印紙が必要です。
合格証明書交付願の貼付欄に貼り付けます。
証明書が複数必要で、貼り付ける収入印紙が多い場合には余白に貼り付けます。
返信用封筒・返信切手
角形2号の封筒(24cm×33cm)に、自分の住所、氏名(様を付けて)を記入します。
返信用封筒に貼り付ける切手の金額は、証明書の合計通数により変わります。
証明書の必要通数 | 通 常 | 速 達 |
1通~2通 | 120円 | 380円 |
3通~7通 | 140円 | 400円 |
8通~12通 | 210円 | 470円 |
13通~20通 | 250円 | 510円 |
速達を希望する場合は、封筒上部に「速達」と朱書きで記入します。
変更の経緯のわかる公的書類(戸籍抄本等) 該当者のみ
- 結婚等で「本籍の都道府県」または「氏名」に変更があった方
- 外国籍の方で「国籍」または「氏名」に変更があった方
申請前6ヶ月以内に交付されたもの。(コピー不可)
合格成績証明書の発行まで
文部科学省に交付願が届いてから発行するまでに1週間~2週間程度かかります。
わが家はポストに投函してから10日ほどで届きました。
12月~1月は大学等の受験シーズンのため大変込み合うようです。
また、年末年始の休業があり証明書の発行ができない期間もありますので、必要な方は余裕を持って申請しましょう。
証明書の交付が急ぎでない方は12月~1月の込み合う時期は避けた方が良いかもしれません。
詳しくは文部科学省ホームページの高等学校卒業程度認定試験内にある令和5年度年末年始証明書発行業務のお知らせで確認してください。
まとめ
- 高卒認定試験では点数開示を行っていない。
- 18歳以上は「合格成績証明書」を取得することで評価を知ることができる。
- 18歳未満は「科目合格成績証明書」を取得することで評価を知ることができる。
- 「合格成績証明書」を大学等の受験や就職等で使用する場合は厳封であること。
- 「科目合格成績証明書」を高校で単位認定を行う場合等に使用する際は厳封であること。
- 12月~1月の証明書発行は込み合うため余裕を持って申請すること。
評点が気になる方は申請してみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。