「ヘルプマーク」って聞いたことはあるけれど、だれがもらえるんだろう?どうやったらもらえるんだろう?と疑問を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
今回は、わたしがヘルプマークの申請をし、受け取りをした体験を含めながら書いていきます!
ヘルプマークとは
外見からはわかりにくいけれど援助や配慮を必要とする方々が、そのことを周囲の方々に知らせ、サポートを得やすくするためのマークです。
ヘルプマークは申し出により1人に1枚、無料で交付されます。
ヘルプマークは東京都で配布が始まり、全国で取り組みが拡大しています。
ヘルプマークの対象者
ヘルプマークの対象者は援助や配慮を必要とするすべての方が対象となります。疾患や障害に基準はありません。
配布場所
ヘルプマークは各都道府県・市町村役場の福祉課等で受け取ることができます。
地域によっては保健センターや駅、病院等で配布しているところもあります。
受け取り方
わたしは市役所の福祉課窓口で受け取りました。
事前に電話して必要なものがあるか聞いたところ、
「なにもいりません。福祉課に来ていただければすぐにお渡しできます」
と教えていただきました。
さっそく市役所の福祉課窓口でヘルプカードの取得を申し出ると、「ヘルプマーク交付申請書」の記入を求められました。
- 申請年月日
- 住所
- 氏名(使用する人の名前を記入。今回はいくらの名前を書きました)
- 配慮や援助が必要な状態(該当するものを〇で囲む)/ 発達障害に〇
その場で記入してすぐに提出したのですべては覚えていないのですが、上記の記入は必要でした。各地域により多少の違いはあるようです。
ささっとその場で記入して、申請書を提出するのと同時にヘルプマークをいただきました。
本当になにもいらず、記入から受け取りまで3分ほどで終わりました。
どんなふうにつかえるの?
ヘルプマークにはストラップがついており、カバンなどの人目に触れるところにつけ、援助や配慮を求めやすくします。
ヘルプマークには記入用のシールが同封されています。シールに必要な支援や緊急連絡先、かかりつけの医療機関等を記入し裏面に貼り付けます。
書き方に決まりはありません。自分の名前や病気・障害の診断名を書くかどうかは個人の判断です。支援を求める際に必要であれば記入します。
例えば電車やバスで、病気や障害等の理由があり席を譲ることができない場合には「病気(障害)のため席を譲ることができません。ご理解ください」と書くだけでも良いでしょう。しかし、てんかん発作やパニック症状等で助けが必要になる可能性がある場合には、病名や連絡先等の記載があれば安心です。
ヘルプカードもある
ヘルプマークのほかに、ヘルプカードというものがあります。
ヘルプマークと同様に必要な支援や緊急連絡先、かかりつけの医療機関等を記入することができます。
記入する項目がいくつかありますが、こちらもすべて記入しなければならないわけではなく、自分に必要だと思う項目のみ記入すれば大丈夫です。
ヘルプマークがバック等の人目に触れる場所につけて支援を求めるものなのに対し、ヘルプカードはバッグ等に収納して持ち歩き、必要な時に提示して支援を求めるものです。
わたしはヘルプマーク申請時にはヘルプカードのことは知りませんでした。
ヘルプマークの申請時にヘルプカードの申請も一緒にできたようなのですが、まったく気がつかず。
今後、ヘルプカードの必要があれば取得してみたいと思います。
まとめ
- 外見からはわかりにくい障害や疾患のある人が、援助や配慮を必要としていることを周囲の方々に知らせ、サポートを得やすくするためのマーク。
- 援助や配慮を必要とするすべての人が対象。
- 申し出により1人につき1つ、無料で配布される。
- 家族等の代理人の受け取りも可能。
- 疾患や障害に基準はなく、診断書や障害者手帳等は必要ない。
必要に応じて「ヘルプマーク」や「ヘルプカード」の取得を検討してみてください。